この記事が掲載される頃には,世界中でされているかと思うと気が気でない筆者がお届けする「」の第230回は,ダイナマイト一つで鉱山からの脱出を目指す「Dynamite Jack」を紹介する。本作は,敵に捕らわれ,鉱山で強制労働させられていた主人公を操作し,ひたすら敵の目から逃れつつ,行く手を塞ぐ壁や仕掛けをダイナマイトで爆破して出口を目指すという,メタルギアとボンバーマンを足して2で割ったようなステルスアクションゲームだ。いやあ,Witch doctorの怪しげな雰囲気がいいですよね。 これ以上ないくらいシンプルなストーリーの本作だが,キャラクターの操作も非常に分かりやすく,方向キーで縦横無尽にマップを移動しつつ,ZキーでフラッシュライトのON/OFFの切り替え,Spaceバーでダイナマイトの設置/起爆を行うというもの。舞台が鉱山ということもあって,フラッシュライトなしでは真っ暗で何も見通せない場所が多いが,フラッシュライトの明かりをつけていると敵に自分の居場所を知らせることになるので,小まめにON/OFFを切り替えるようにしよう。 また,本作のキモであるダイナマイトは一度に1つしか設置できず,Spaceバーを押すとその場に設置,もう一度Spaceバーを押すと起爆という流れになっている。これを使って,通路を塞いでいる壁や仕掛けをドカーンと爆破しながらゴールを目指すのがゲームの目的だ。ダイナマイトは単にオブジェクトを破壊するだけでなく,敵を爆発に巻き込んで倒すことにも利用できる。ただし,自分が爆発に巻き込まれるとミスとなってしまうので,取り扱いには十分注意してほしい。 とはいえ,最も注意すべきなのはもちろん,マップ上をうろついている敵の警備員やモンスターだ。フラッシュライトを持って巡回している警備員は,一定のルートを往復しているので,アイオン RMT,じっくり観察してパターンを見極めれば,隙を突いてやり過ごすこともできるはず。焦ってフラッシュライトの範囲内に踏み込むと,文字どおり一瞬で撃ち殺されてしまうが,裏を返せば,フラッシュライトを浴びない限りはかなり近づいても大丈夫だ。また,警備員はこちらのフラッシュライトに反応するので,近づくときには忘れずにスイッチを切っておくべし。 ある程度ゲームを進めると登場するモンスターは,警備員とは逆に特定の巡回ルートを持たず,真っ暗闇の中でも的確に主人公を追いかけてくるイヤな相手だ。ただし,こちらはフラッシュライトの光を当てると怖がって逃げていく習性があるので,接近される前に追い払ってしまうといいだろう。上述のとおり,どちらの敵もダイナマイトで倒せるので,後顧の憂いを絶つためにも始末してしまいたいところ……なのだが,ダイナマイトは一度に1発しか使えないので,なかなか思いどおりにはいかない。 しかもダイナマイトを爆発させると,その音に引き付けられて周囲の敵が集まってくるのが困りものだ。考えてみれば当たり前のことだが,そもそも隠密行動とダイナマイトは相性が悪すぎるわけで,隠れて逃げ回るつもりなら,ダイナマイトなんて使うべきじゃないよね……。しかし,爆発音に反応するという行動パターンを逆手にとって敵を集め,一網打尽に吹き飛ばしてしまえば,こっちのもの。一人残らず敵を倒せば,あとは大手を振ってマップを探索できる,リネージュ2 RMT。あれ? これって一応ステルスゲームだよね? まるでボンバーマンとメタルギアをミックスさせたような本作だが,単純明快なルールと,隠れる/爆破するというメリハリの利きまくったゲーム性が高い中毒性を生み出しており,失敗してもついつい先を遊びたくなる一本に仕上がっている。あらかじめ用意された全28ステージのほか,ステージエディット機能もあり,ほかのプレイヤーが作成したマップを手軽にプレイできる仕組みも用意されているので,じっくり遊びたいという人にもお勧めしたい作品だ。そんな本作の製品版は,通常価格4.99ドルのところ,現在はセール価格の3.99ドルにてSteamで発売中。興味を持った人は,この機会にぜひどうぞ。 ■「Dynamite Jack」公式サイト
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11 年前
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