2013年1月18日金曜日

あの人気ゲームや有名サイトが実名で登場! 「放課後ライトノベル」第46回は『僕と彼女のゲーム戦争』で

。女子に囲まれた生活の中で,rmt,草食系だった健吾は覚醒,ハーレム王としての道を歩み始めるとかいうことは全然なく,転校しても相変わらずの読書三昧。周りが女の子だらけでも微塵も動じないなんて,健吾……恐ろしい子……!(白目)  だが,物理教師の瀬名明雄(せなあきお)から,彼が顧問を務める現代遊戯部に勧誘されたことで,健吾の学校生活にもついに転機が訪れる。現代遊戯部その活動内容をひと言で述べるなら「ゲームで遊ぶこと」。高校の部活でそれはいいのか? と突っ込みたくなるところだが,作中世界ではとある文化振興政策によってゲーム業界が活性化,今では「ジャパン?ゲーム?バトル?チャンピオンシップ」(JGBC)なる大会が毎週のように開催される一大産業になっているのだ。ゆえに一見するとゲームで遊ぶだけの現代遊戯部も立派な部活として認められているという寸法。おお,なんと素晴らしき世界!  もっとも現代遊戯部の部員は現在,部長にして生徒会長の天道(てんどう)しのぶただ一人で,このままでは廃部は必至。救世主として白羽の矢が立てられたのが健吾だったわけだが,実はその健吾,子供のころからのゲーム嫌い。どうなる現代遊戯部!? ●実録!? ゲーム嫌いの少年がゲーム好きになるまで  ゲーム嫌いとはいっても,その理由は「読書ができないから」という消極的なもの。いわば「やらず嫌い」なのだ。そこでしのぶと瀬名は,まずはその楽しさを知ってもらおうと,健吾にゲームをプレイさせることにする。このときの健吾の反応が実に新鮮だ。  なにが新鮮って,PlayStation 3のコントローラに触れて「ボタンが10個もある!」と驚くところから始まるのだ。ゲームを題材にしたライトノベルは本作が初めてではないが,まずコントローラを握るところから始まる作品はそうそうないだろう。作品全体に言えることだが,この「ゲームをプレイすること」に関する丁寧な描写が本作の魅力の一つなのだ。  そしていざプレイを開始してからの健吾は,まさに初めてゲームに触れた子供そのもの。コントローラを操作し,アイオン RMT,キャラクターが動いたというただそれだけで感動する。画面上のキャラクターの動作一つ一つに驚き,時に悲鳴を上げさえする。そうして,ゲームオーバーになったら本気で悔しがる……。そんなことを繰り返しながら,健吾は次第に嫌っていたはずのゲームの世界に魅せられていく。  描かれている出来事と言えば「一人のゲーム嫌いの少年が,ゲームの楽しさに目覚める」という,ただそれだけ
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