2013年2月3日日曜日

日本市場参入を決めたヘッドセットメーカー「Turtle Beach」。共同設立者に聞くその歴史と狙い_1

 でもお伝えしたとおり,北米のヘッドセットブランド「Turtle Beach」(タートルビーチ)が日本市場への参入を発表した。  そのラインナップはに詳しいのだが,では,そんなTurtle Beachブランドを展開するVoyetra Turtle Beachの共同設立者にして上級副社長であるFred Romano(フレッド?ロマノ)氏に,TGS 2011の期間中,単独で話を聞くことができたので,今回はその模様をお届けしたいと思う。 Fred Romano氏(Executive Vice President & Co-Founder, Voyetra Turtle Beach)  「北米のゲーム機向けのヘッドセット市場で9割のシェアを持つブランド」という立ち位置が気になる人はもちろん,Turtle Beachというブランドを懐かしく感じるという人も必見だ。 “ヘッドセットメーカー”Turtle Beachの歴史 :  本日はお時間を取っていただきありがとうございます。まずはTurtle Beachというブランドについて聞かせてください。  (シンセサイザで知られる)Voyetra Technologiesによる買収前もその後も,日本ではサウンドカードや音楽制作用ソフトウェアで認知されていましたが,おそらくそれは2000年くらいまで。その後の歩みを知っている人は,日本にはほとんどいないと思います。21世紀を迎えてからのTurtle Beachが「何をしてきたのか」を教えていただけますか。 Romano氏:  Turtle Beachは設立当初から一貫して,サウンドやオーディオ製品の開発に特化したメーカーとして歩んできました。  最初はシンセサイザやソフトウェアを扱っていて,市場でMIDIが主流になってくると,MIDI関連製品も扱うようになっていったのですが,ここで理解していただきたいのは,扱う製品が市場の変遷とともに変化してはいっても,サウンドやオーディオの分野で先駆者たるべく,私達は製品開発を続けてきたということです。 :  それは内部で,ということですか。ジャンルはこれまでいろいろ変わってきたわけですが。 Romano氏:  ええ。世の多くのメーカーが,技術だけを買い取ったりアウトソースしたり,ダークブラッド RMT,あるいは既存の製品の一部を弄っただけのような製品を作ったりしていますが,ドラゴンクエスト10 RMT,弊社では,設立から現在に至るまで,すべて,社内のエンジニアが一から製品をデザインしています
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